「今日は二品ですか!」
「うん、おんなじ材料で結構量が出来ちゃうからだって」
「………そんな理由なんですね」
「そういうもんだろ」
「……気を取り直して。それじゃあ今日も作りましょうか」
「うん」
ツナバーグ&ツナゲット ―――材料(二人分)
ツナ80g缶(1缶)
豆腐(1丁)
卵(1個)
大根おろし(少々)
小麦粉(大さじ3)
しょうゆ(大さじ2)
マヨネーズ(大さじ2)
しおこしょう
しそドレッシング(またはぽんず)
ケチャップ
彩り用の野菜(しそ、トマト、ブロッコリー等)
①水気を切った豆腐、ツナ、卵、小麦粉をボウルの中で混ぜる
「じゃあ……」
「僕が材料を入れていきますので綱吉君まぜてくれますか?」
「うん」
「それでは。豆腐と、ツナを油ごとと、卵と、小麦粉が……」
「大さじ3」
「ああ、そうでしたね」
「うん。でもタネの様子を見ながら小麦粉は調節するみたい。ゆるゆるじゃあハンバーグ作れないから。…で、全部を入れたら手で捏ねる、と」
②しょうゆ、しおこしょうで味付けをする
「調味料はしょうゆとしおこしょうですね」
「うん。とりあえずは」
「とりあえず?」
「今回はハンバーグとナゲットを作るからまた後で何か加えるみたい」
「へぇ、そうなんですか」
「うん。だから今はハンバーグ用味付け」
「了解です」
③多めに油をひいたフライパンに楕円に握ったタネを落とし、上から押して平たい形を作り、両面を焼く
「それじゃ焼くけど……大部分が豆腐だからやっぱりちょっと崩れやすいかなぁ」
「掌より小さめの楕円を作るくらいが丁度いいみたいですね」
「あ、そうかも」
「この後ひっくりかえしますし、あまり大きいと崩れてしまいますからね」
「うん。で、温めて油を引いたフライパンに落として上から指で平らにする……っと」
「ああ。平らにしてから落とすと形が崩れやすそうですね。油跳ねるので火傷に気をつけて…」
「あづッッ!!」
「だ、大丈夫ですか!? すぐに冷やして!!」
「ごめん、骸……」
「いいですから! 火傷はちゃんと冷やしておかないと跡で痛いですからね。焼くのは僕がやっておきます。ふちが狐色になってきたらひっくり返して両面を焼いて……焼けたらハンバーグ本体は出来上がりですね」
「うん。こっちの皿によけてね」
「はい」
④残りのタネにマヨネーズを加え、混ぜる
「じゃあ次はナゲット!」
「先ほどのタネにマヨネーズを加えるんですね」
「うん、そうみたい」
⑤再びフライパンに油をひき、スプーンで掬ったタネを落とし、少々平らにのばして両面を焼く
「じゃあもう一度フライパンに油をひいて」
「今度はスプーンでタネをひろうんですね」
「ナゲットだし、小さくしないとな」
「そうですね。大きさも均一になりますし」
「うん。で、さっきとおなじように両面焼いて、オッケーだね!」
「ええ。では盛り付けましょうか」
⑥盛り付け
「じゃ俺はハンバーグ盛り付けるから」
「では僕はナゲットを」
「えーと、大根おろしと…あ、しそないや。ま、いっか」
「…ふんふん。ナゲットの並びはこんな感じでいいでしょうかね…」
「切ったトマトとゆでたブロッコリーを添えて、ハンバーグに(できればしそと)大根おろしを載せて…ヨシ!」
「ケチャップケチャップ……ああ、ここでしたか」
「あとはしそドレかけたら完成だよ。こっちは」
「僕も……ハイ、完成です
v」
「………ナニソレ」
実食
「っつーかさ、いい加減恥ずかしいよオマエ…」
「ヒドイですね……綱吉君。いいじゃないですか! ハートと綱吉君ですよ
vV」
「骸は弁当にもハートとかラブとか書きそう……」
「それが綱吉君のお弁当になら喜んで!!」
「絶対ヤメロ」
「………うう」
「それより味! 早く食べるよ骸!!」
「…ハイ」
「うん。スッゴイふわふわ!!」
「あ、本当ですね。豆腐の感触が……」
「あと油大目にひいてるから表面がカリカリしてて面白いかも」
「ええ。ハンバーグの方はしそドレッシングでさっぱりめ、ナゲットはマヨネーズとしょうゆで十分味がついてますが、ケチャップがあいますね」
「うんうん! 子供が喜びそうだよね」
「ああ、そんな感じです。ところで火傷は大丈夫ですか?」
「うん。なんとか」
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