「え、ちょっと。ナニソレ。昨日とメニュー一緒なの?」
「ええ! 負けたままっていうのは僕の性に合いませんから!!」
「えー…俺、どうでもいいんだけど」
「ココでその無気力を発揮するのはやめてください!」
「それこそ無理。俺のアイデンティティだもん。楽して生きよう」
「そんな腐ったアイデンティティは捨てなさい!!」
「骸に腐ってるとか言われたくない」
「……僕を苛めて楽しいですか」
「別に。苛めてないし」
「…………(泣)」
ツナとトマトのサラダパスタ ―――材料(二人分)
パスタ(一人80g~100g)
ツナ80g缶(1缶)
トマト小(3個)
ベビーリーフ(1パック)
パルミジャーノレジャーノ(少々)
バジルとオリーブのドレッシング(適量) ←キュー○ードレッシングシリーズにあります(汗)
塩こしょう少々
①パスタを茹でる
「なんかさ、シンプルになったよな。材料」
「ええ。入れればいいってものじゃないことに気付きました」
「へぇ」
「……というか手順の説明してないですよね」
「だって昨日も同じメニューだし。いいじゃん。昨日の見てもらえば」
「…それはどうかと」
「ええー? めんどい……」
「くっ! ウチの千草のようなことを……!」
「そういえば千草さんどうしたの。最近話題に出てこないよね。犬さんも」
「なんで君は千種や犬には優しいんですか!?」
「えー? 千種さんと犬さんに? 別に普通だろー?」
「じゃあなんで僕には冷たいんです!?」
「………骸だから?」
「……………(めげそう)」
「ホラ、次いこ。次!」
②材料を切り、ドレッシングであえる
「今日はトマトを四つ切りにするだけだなー。うん。簡単。あとは……骸?」
「………(無言でベビーリーフを洗い、トマトとツナとベビーリーフをボウルに入れている)」
「どうしたんだよ、一体。ホラ、ドレッシング」
「………っは! 今気付いたんですがそのドレッシングは!!」
「うん? バジルとオリーブのドレッシング?」
「あの小型版似非紳士が入ってるなんて赦せません!!」
「………あー。どこで電波拾ってきたのかなー、オマエ(どばどばどば~)」
「あ、あーーーっ!!」
③パスタと具を混ぜ合わせ、盛り付ける
「ホラ、盛り付けだぞー」
「………う、う…」
「何泣いてんだよ。ほら、パスタ洗って」
「うう……(がっしゅがっしゅ)」
「洗った? じゃあこん中入れて(具の入ったボウル)」
「…………」
「早く」
「………ハイ」
「よし。混ぜてー、皿に盛り付けてー、チーズ削ってまぶしたら完成だな!」
実食
「うん、さっぱりしてて、でも前みたいに味薄くないや!」
「………」
「ホラ、オマエも食べろって。今度はおいしいよ」
「……綱吉君が食べさせてくれるなら」
「…骸、オマエねぇ……」
「………(どきどきびくびく)」
「…まぁいいや。ホラ」
「え!!(喜色満面)」
「さっさと口開けろよ」
「……ちょっと目の前の幸福が信じられなくて……」
「ふうん? さっさとしないとやめるよ?」
「わぁっ! 待ってください!! …では、いただきます
v」
ぱくり。
「………もぐもぐ(感動中)」
「旨い?」
「……ええ!」
「ほんっと変なヤツだな、オマエ…」
「…(もうなんとでも言ってください! あの鳥男も来ませんでしたし! クフフフフ!!)」
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