「進藤、誕生日おめでとう！！」
ばさっ
「……って、ナニこの薔薇……つか俺、誕生日だったっけ？」
「そうだよ！ まさか自分の誕生日を忘れるか、普通！！」
「いやいや。誕生日を忘れてるんじゃなくって、日にち感覚がないだけだって」
「全然言い訳になってないよ進藤」
「え、そうかなぁ」
「……全く、君らしいけどね」
「でもさ、いい加減俺らだって誕生日祝うような歳じゃなくね？」
「いくつになったって誕生日は誕生日だろう」
「えー？ じゃあナニ。30でも50でもオマエ薔薇持って来るきかよ」
「薔薇には限らないよ」
「え、ナニマジで？」
「僕は冗談は言わない」
「……まぁ、とーやだしな…」
「君の言葉は何か含みがあるように聞こえるんだけど」
「別になんもー？」
「………まぁいい。ところでここの管理人はどこに？」
「どしたのさ。なんか用事でもあんの？」
「……ああ。たっぷりとあるんだよ」
「………とーや、カオ怖い…」
「そうかい？ やぁごめん。進藤を怒ってるわけじゃないんだけど」
「マジ怖い」
「うん。まぁね。仕方がないと思うんだよね、僕は」
「だからナニが」
「何がって、更新が滞ってるのはともかく（よくはないけれど！）、進藤の誕生日さえたいちさんに教えられて気付くとはどういうことなんだと僕は問いたいんだ！！！」
「……たいちさんって誰さ」
「この辺境サイトを呆れずに見に来てくれるありがたい人だよ」
「わー。それマジでありがたいね…」
「ああ」
「ありがとーたいちさん」
「本当に、日記なのかｓｓなのか私信なのかわからないモノをお見せし本当に申し訳ありません」
「なんで塔矢が謝るの？」
「管理人が出てこないからねっ！！」
ほったゆみ原作『ヒカルの碁』より
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