のぎろぐ。

「……なんかさ、レシピのタイトルおかしくない？？」
「どこがおかしいっていうんですか綱吉くんｖV」
「いやいやいや。どう考えてもおかしいだろ。なんで……ツナって入ってるのさ」
「え？　なんですって？　聞こえませんでしたよ？」
「……………」
「おや、どうしました、綱吉くんｖ　照れなくてもいいですよ！　クフッｖ」
「…オマエむかつく」
「はぅあっっ！！」



ムクツナマカロニサラダ ―――材料（二人分）
パイナップル（4分の1個）　※缶詰2分の1でも可
ツナ80ｇ缶（2分の1）
マカロニ（60～80ｇ）　※サラダ用パスタなど、細めでソースが絡みやすいのが良い
マヨネーズ（大匙3）
ヨーグルト（大匙2）
塩こしょう（適量）



①マカロニを茹でる
「湯を沸かして塩を一つまみですよね」
「うん。それで茹で時間はパスタの袋に書いてあるのを参考に、だって。…なんか骸の手つき慣れてきたよね」
「ええ！　いつでもお婿にもらってくれて結構ですよｖ」
「うん。死ぬ気で拒否させてもらうから」
「………（泣きそう）」
「あ、骸。パスタはあとで冷やすから固めに茹でないようにだって。芯が残っちゃうらしいよ」
「………」

②パイナップルを切る
「一口大、一口大……。ホラ骸。なに拗ねてんだよ。さっさと手伝えよ」
「………綱吉君って結構冷たいですよね」
「はァ！？」
「……イエ、なんでもないです…」

③ツナとパイナップルと調味料を混ぜる
「うーん、これくらいかなぁ…。マヨネーズとヨーグルトだろー…。でも管理人は結構アバウトで味見しながら味調えていくんだって言ってたなぁ」
「…材料の表示の意味はあるんですか」
「目安だろ、目安ー。あ、あとこしょう。骸、そこの塩こしょうとって」
「…はい。…クフ。なんだか夫婦みたいですね……（ごすっ！！）」
「骸。日本の諺でさあ、『雉も鳴かずば』って知ってる？」
「い、痛いですよっっ！　なんなんですかそれは！」
「ウン、まあいいんだ。ウン」
「（僕はよくないんですけど）……？」
「完成したし、食べようよ」
「……はい」




実食
「うん。マヨネーズとヨーグルトのソースっておいしいんだ。パイナップルとツナにあう！」
「林檎とか干しぶどうを混ぜてもおいしいそうですよ」
「あ、うん。うまそう！　……ってオマエなんで食べてないの？」
「……（傷心で食傷ぎみ）」
「ホラ、うまいぞ」
「つ、綱吉くんっ！？」
「そこのパイナップル。ご飯くらい一人で食べれないの？　僕が食べさせてあげようか…？」
「わ、雲雀さん！　って何を食べさせるつもりですかそれは武器でしょおっっ！？」
「変態ならこらくらい食べられるんじゃないの」
「そんな無茶な……」
「いい度胸ですね、雲雀恭弥…僕と綱吉君のラブタイムｖを邪魔するとはっっ！（もう少しで手ずから食べさせてもらえるところでしたのにっ！）」
「いやいやいやいや雲雀さんそれ無理ですから。それから骸オマエ一体なにいっちゃってんのぉお！？」