「クフフ。第二弾ですね、綱吉くん
v」
「あー。コンバンハ、骸さん」
「なんですか、そのやる気のなさは! 今日は君を炊き込んで蒸すんですからね! 気合を入れてください!!」
「えーっと……炊いて蒸すのは俺じゃなくてツナ缶のツナですよね…?」
「まぁそうともいいます」
「そうとしかいいません。あ、今回はお料理投稿サイトのクッ○パッドからレシピをもらってきたらしいですよ。シンプルに手順だけ知りたい方は探してみてくださいねー」
「つれないですね、綱吉くん…でもそこがまた……クフ
v」
ツナと菜の花の炊き込みご飯 ――― 材料(二人~三人分)
ツナ(80g1缶)
菜の花(2分の1束)
ゴマ(少々)
米(2合)
塩(小さじ2分の1)
しょうゆ(大匙2)
お酒(大匙1)
水(適量)
「意外とシンプルなんだね」
「そうですね。これは簡単そうですね
v」
「いちいち語尾に変なものつけないでよ」
「なんですか! コレは綱吉くんへの
愛vを表しているんですよ!!」
「……猛烈にいらないし」
①お米をといでおく
「基本ですね」
「そうですねーって骸さん! 何を持ち出しているんですか!!」
「だって研ぐんでしょう?」
「刃物じゃないんですから手で混ぜつつ洗えばいいんですー!!」
「そうなんですか…(がっかり)」
「…危ない人だな、もう……。で、といだら30分ほど水につけておくんですよね」
「そうなんですか?」
「ちなみに今回千種さんのアドバイスは…」
「今日はアキハバラでサイン会があるとかで朝早くに出掛けました」
「…そうですか」
②米を炊く
「それじゃあ調味料を入れてお米を炊きましょう」
「はい。綱吉くん、投入!」
「……はいはい。ツナ缶は油ごと入れちゃっていいんだそうですよ」
「反応が薄すぎます。綱吉くん!」
「通常の2合を炊く量の水におしょうゆ大匙2、塩小匙2分の1、お酒大匙1を加えてください」
「……もう少し構ってくれても…」
「あー、ハイハイ」
「………」
③菜の花を茹でる
「お米炊いている間に菜の花は別に茹でるんですねー」
「どうしてでしょう。一緒に炊いたらダメなんでしょうか」
「あー、水加減とか色落ちとか熱し加減とかそういう理由じゃないかって管理人が」
「無粋な横槍ですね」
「……(聞いたの骸さんなのに)」
「さ、それじゃあお湯ですね! 沸かしておきましたよ!」
「あ、ありがとうございます。沸騰したお湯に塩を一つまみ…」
「この際の塩は材料には含まれていないそうですよ。注意ですね、綱吉くん
v」
「へえ、そうですか」
「……冷たい…ああ、茹でるのはさっとひと茹で程度でいいようですよ」
「はい。じゃあザルにあげて流水で冷やしましょう」
「鮮やかな緑が綺麗ですね」
「春ですねー」
④炊き上がったご飯に菜の花を混ぜ、盛り付けましょう
「あ、ご飯は炊き上がった後に10分ほど蒸らすんですよね。じゃあその間に菜の花は一口くらいの大きさに刻んでおかないとですね」
「ええ。……く、今日はゴマしか君への愛を示せるものが…!!」
「示さなくていいですから」(ばらばらっと適当にゴマを振るツナ)
「ああー!! なんてことを!!」
「はい、出来上がりですねー!」
「……酷い…」
実食
「菜の花が目に鮮やかですねー」
「ええ。綱吉くんの味わいもなかなかですよ
v」
「……(だから俺じゃないってのに)………さっぱりしててほんのり甘くてほっとする感じでおいしいし…。そうだ。俺みんなにも作ってあげよー」
「つ、綱吉くん!! これは僕と君だけの秘密レッスンでは…!?」
「はい? いつからそんなことに?」(氷の微笑)
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