うあ、ナツコミ当日のレポ入らないままに既に一ヶ月が経とうとしていますが! 毎度計画性のなさでは定評のある乃木春です。こんばんは!!
更新のふた文字がサイトから遠退いて久しいです、ね……。すみません…。そんな中ですが、取り敢えず中断していたナツコミレポを、再開したいと思います。
●メニュー…ううむ
ショウさんから依頼を頂いたオフ会シェフ。ツナ料理を、ということでオーダーをいただきましたが、どんだけ作るのか、とか、何品作るのか、とか、色々と検討事項はありました。しかしまずは短時間で、できるだけ手間をかけずにできて、かつオフ会趣旨にあうメニューを考案するのが妥当だよな、ということだけは確かです。
さぁ、では簡単に作れるメニューって? ということで、まず考えたのがサンドイッチ。具さえ予め用意しておけば、当日はパンに挟むだけです。具はオーソドックスにタマゴ、ツナマヨ、ポテサラの三種。タマゴは手を加えようがないですが、ツナマヨはイタリアンらしく塩もみきゅうりのかわりにピクルスを投入。ポテサラにはハムやキュウリを入れずにやはりツナを投入し、バジルソルトと胡椒で味付けをしました。ここまでは簡単ですが、問題はここからです。アンソロのテーマは「リボツナ」かつ「純愛」。でもってオフ会副題は「リストランテボンゴレ」です。このテーマから「ツナ」と「イタリアン」までは浮かんできますが、「リボーン」と「純愛」はどう表現すれば…? 悩みドコロです。まぁ、結果純愛は見事忘れたので、拾いあげたのは「リボーン」だけだったのですが(笑)
そもそもシェフを依頼されたきっかけの「ツナを食べつくせ!(ブログ記事)」は、変わったことしたいなーと考えた乃木春がツナ缶でどんな料理を作れるかレポったものでした。ちなみにこれはムクツナの掛け合い漫才でレシピを紹介する仕様なのですが、その際、ツナは「ツナ缶」、ムックは「パイナップル」として調理に使用していました。よーするに、キャラを食材化して混ぜ合わせて各々に食べさせて喜ぶという、活字にするとなんとも変態的な楽しみ方をしていたんです、ねー…アセアセ。まぁ、経緯は置いといて、じゃあリボーンを暗喩できるような食材ってなんだ? ってとこで、ちと思考が止まりました。
例えば…デラ氏なら「かやく(天かすですね。タコはスカルとかぶるので)」。もっさんなら「寿司(風のもの)」。バリサマは「鳥(笑)」。ランボは「ブロッコリー」か「ぶどう」。イーピンは「餃子」か「卵」、といったように考えてたのですが、リボーンって……? え、名前からは連想できないし、好みはエスプレッソだし…? え。レオンは無理だよね?? 赤ん坊だからベビーリーフ??? 疑問です。考えに考えた末、漸くたどり着いたのが「色」でした。リボーンといったら、「黒」! ですよね!! あと「黄」のアルコ! なので黒と黄色の食材探しを始めました。コロネロじゃなくて、よかった……ッ!(青い食材とか、難しすぎる!)
ツナはボンゴレスパゲッティにツナ投入で決まりだったのですが、リボーンは中々決まりませんでした。まず黒ですが、一番はじめに浮かんだのがイカスミです。ツナがパスタなのでリボーンもパスタで揃えようと考えたので、取り敢えずイカスミを二種類購入してみました。
●試作…試食…う、ううん?
それでは試作です。まずはイカスミを使ったパスタを作るのが初めての乃木春。ウェブでレシピを検索してみました。ベースはそれを参考するとして、黄色い食材はどうするか…です。
一番始めに考えたのがカラスミ。なんとなくイカスミにカラスミなんて食材的にオシャレな感じがしませんか?!(乃木春の勝手な連想です) でも、試食をさせる予定だった弟に「合わないと思う。っていうか、カラスミってオレンジじゃん」と言われ、あえなく断念……。くうう! いいさ、次の案考えるもんねッッ!
そんでもって懲りない乃木春。二番目に考えたのがチーズでした。なんか黄色っぽいチーズでいいアクセントになるものないのかなー、と。ちなみに、この時点の試作品は、イカスミを混ぜたトマトソースみたいな感じ。イカスミパスタのレトルトみてると、たいていトマトベースなんですよね。それにジェノベーゼペーストを混ぜてみたり、セロリを刻んでいれてみたりしていましたが、正直ビミョーテイスト。試食をする弟と私とで味の好みが違うという越えられない壁。っていうか、それもうアウトじゃないですか?! 香辛料が多過ぎと感じるとデモを起こす私の子供舌が憎い…っ! でもアレですよね。より万人に受ける味を作り出すには適任ですよね! まぁ、そんな感じでチーズはミモザを購入。あれ? なんかこれもオレンジじゃね? と思いつつも、チーズ用のスライサー的なものはないので包丁でチーズを削る乃木春。……うん。わかってたんだ。こうなること。削り節のごとく堂々としたフォルムのチーズ。求めてたのはこんなんじゃなかった……とうなだれつつ試食。…うん。マズくはないと思う。(願望)
しかしここで問題発生。
イカスミって…イカスミって……食べたら口が黒くなるんだね?? 知らなかったよママン!
●イカスミの行方
諦めの悪い乃木春。イカスミで口の中が真っ黒状態は解散後を考えるといただけない……いや、歯ブラシ持参にしてもらうか? いやいやいや、それはないだろキャロライナ。(誰)
迷いつつも具をかえ調味料をかえ、イカスミパスタを試作すること計四回。イカスミ投入量を減らせばお歯黒度は減るが、黒さも軽減される。それはリボーンとしてどうなのか!(熱くもゆる乃木春。試食担当の弟は短いスパンに計四食のイカスミパスタを食べるハメに…)
そこで乃木春、考えました。
ソースにイカスミを混ぜようとするからマズいんじゃね? パスタが最初っから黒かったら取り敢えずお歯黒は回避できんじゃね……? と。結論からいうと、この想定はピタリでした。ただ、黒いパスタがみつからない……! 成城○井にもなかった時にはどうしようと思いましたが、なんとかカル○ィにて発見! よかった!! ……ていうか、通常のパスタの五倍のお値段とか、どんだけ……?
●初心に戻ってメニュー再考
麺が既に黒いので、調味料や味付けの幅が広がったリボパスタ(笑) まずは黄色い食材探しです。まぁ、スタンダードにパプリカ、コーン、カボチャ、チーズ。その他には菊、ぎんなん、ひよこまめ、なめこ(ほぼ茶)……などなど。できれば作りやすいメニューがいいなー、ということで、スープパスタは却下。クリームソース系は黒を殺しそうだから却下。とすると、一番黒を殺しそうにないのは何かな…ということで、オイルパスタに決定。ツナがボンゴレでいかにもなので、和風もいいかなー、でめリボーンだったら刺激的にいかないと! と迷った乃木春。結局試作品は二種類作ることとあいなりました。ペペロンチーノとなめこおろしパスタです。(反対方向過ぎませんか乃木春さん)
●リボパスタ~なめこおろし編
冷製パスタです。冷製パスタのイイところはソースが作り置きできるところ!です! 家で作って持って行って当日は冷蔵庫に入れておけばイイって、素晴らしい……ッ! ちなみに材料はなめこ、大葉、大根、のりです。あとはおだしとか調味料関係ですが、割愛。まぁ、結論として、おだしさえ上手くできればおいしいです。この組み合わせにハズレはないかと。ただ、おしむらくは色が……微妙? 黄色といえなくもないけれど……?な状態で、決め手にかけました。
●リボパスタ~ペペロンチーノ編
本命の登場です。ぴりっとした辛さがいかにもらしいと勝手に思っている乃木春です。試作時の材料は、ベーコン、パプリカ、ヤングコーン、エリンギ、ぎんなん。ちなみに、ぎんなんだけなんだか異色ですが、好きだから入れてみました。黄色だし。好き勝手できるって素晴らしいね!(笑) 味付けはしおこしょう、にんにく、とうがらし、白ワイン。ベーコンがいい味をだしてくれるので、だしの追加はしません。 これは…なんというか予想通り無難なお味。作り方もそう手がこんでいないので、当日の厨房で慌てることもなさそうです。ちなみにぎんなんは試食した弟から駄目出しをくらったので当日のレシピからは除きました(苦笑) 見た目も問題なしなので、採用決定。ただし…量が増えたときに味付けが…上手くいくかどうかが……。この不安だけは結局当日まで引きずってしまいました。
●ボンゴレパスタはどこいった
リボパスタに気合を入れまくった乃木春。実は、イベント当日までツナ仕様のボンゴレパスタツナ入り(名づけてボンゴレ10代目パスタ!)の試作をすることができませんでした…っ!! ひいい! 以前に作ったことはあったのですが…それにしたって………。ご、ごめんなさい…時間が…足りなかった……んだ。
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